GET HOT タイヤウォーマー
 


 

上記画像のように、ニクロム線を使用したウォーマーはタイヤに深刻なダメージを与えてしまう場合が多いと言えるでしょう。
線の当たっている個所は高温になり、タイヤを焼いてしまいます。
ほとんどのタイヤウォーマーにはサーモスタットが装着されておりますが、サーモスタットの本当の構造及び作動原理、特性をを理解していない設計の場合がほとんどです。80度ないし90度 の設定温度でしっかりとサーモスタットが働いていれば上記画像のようになることはありません。

しかしサーモが狂っているわけではありません。
設計に問題があるのです。ニクロム線にサーモを装着する際にはサーモスタットの特性を理解する必要があります。

最近いくつか同じようなご質問がありましたのでご説明いたします。


サーモスタットを使用しないで一定の温度をコントロールできるニクロム線ウォーマーがあるそうですね。
残念ながらどんなコンディションでも一定の温度を保つというのは不可能ですね。


要は電圧でコントロールしているのです。

100Vの電圧をかけた時にある一定の発熱をするわけで、
それ以上はどんなに同じ電圧をかけ続けてもそれ以上発熱することができないスペックのニクロム線を使用しているということです。


こういった構造は外気温度に大きく影響してしまい、傾向としては

冬温まらず、夏にものすごく熱くなるウォーマー

ということになるわけです。

たとえば、100Vの電圧をかけた時に仮に10という発熱をするとします。

寒くてウォーマー自体が暖まりにくい条件下でも10の発熱をしているので目標温度に達していなくてもそれ以上の熱を発することはありません。
 
また、暑い時期には目標温度に達していてもさらに加熱をしてしまいますのでオーバーヒート気味になってしまうでしょう。

使用環境を25度として設計された場合

25度以下⇒100Vで10の発熱 ⇒ 温度不足
25度⇒100Vで10の発熱 ⇒目標温度
30度⇒100Vで10の発熱 ⇒ オーバーヒート

どんな条件下でも同じ温度で温度を止めるにはサーモスタットを使用するか、電子制御機能でなければできないのです。


ほとんどのウォーマーがサーモスタットを使用しているのは強力なパワーの発熱体を採用して温度の立ち上がりスピードを極限まで高めるため。

サーモスタットは設定温度まで温度が上昇すると強制的に電源をカットして、また温度が一定温度まで下がると電源が入る仕組みです。
通常は設定温度から10℃程度温度が下降した際に電源が復帰するようですが、10℃も下がってから電源が復帰するのではせっかくハイパワーの発熱体を使用していてもその利点を生かすことはできません。

しかしGET HOTでは超高精度サーモスタットを採用しており、電源カットからわずか1-2℃温度が下降しただけで電源が復帰するように設計されております。
ハイパワーの発熱体を使用しつつ、夏冬問わずほぼ設定温度で常時加熱し続けるすることができるのです。

サーモスタットは壊れれば温度が上がらなくなるだけ。まずほとんど壊れることはありません。

焼けてしまうのはサーモに問題があるのではなく 設計に問題があるからです。

どちらにしてもニクロム線はタイヤへの攻撃性が高い物となり、温度のバラつきも大きいもの となりますのでご注意ください。

 
GET HOT
ニクロム線
GET HOTで20分暖めたタイヤ
ほぼ均等に高い熱で温まっています
ニクロム線で35分暖めたタイヤ
温まりも悪く、温度のバラつきが非常に高い

チームSUGAI 須貝義行

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